救急では脳卒中が大半を占めます。また、てんかん、認知症、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症などの神経変性疾患、筋炎など筋疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、ギランバレー症候群などの免疫性神経疾患を扱います。
日本神経学会、日本脳卒中学会、日本頭痛学会、日本認知症学会の教育施設であり、神経領域を高度な診療で支えます。
脳卒中は血管が詰まる脳梗塞と脳出血、くも膜下出血に分けられます。神経内科ではくも膜下出血と手術の必要のない脳出血を扱っており、年間300例近くの入院があります。脳梗塞は2005年10月以降、発症3時間以内のアルテプラーゼ(t-PA)静注療法を積極的に施行しています。2012年3月までに65例に施行し、良好な結果を得ています。施行するには、とにかく発症したら直ぐに来院していただく必要があります。しゃべりにくい、手足が動かしにくいといった症状がでたら直ちに救急受診をお願いします。
また、こうした症状がいったん改善した場合でも必ず受診をお願いします。一過性脳虚血発作といって、脳梗塞の警告と考えられています。とくに1週間以内の再発が多いので精密検査が必要です。脳卒中専門医2名を含めたスタッフで24時間365日対応します。
てんかんは、昨今マスコミでも大きく取り上げられています。疾患の診断、正しい理解と治療により社会生活が遅れるよう援助いたします。
神経変性疾患は、脳卒中ほど数は多くないのですが、治療に専門的知識が必要で重要な疾患です。多くは厚生労働省の特定疾患(いわゆる難病)に含まれており、治療面、生活面などサポートが必要になります。
免疫性神経疾患は、治療法が近年飛躍的に進歩している領域の疾患です。血液浄化療法、免疫グロブリン大量療法などを組み合わせて治療します。
外来では脳卒中の予防以外には、頭痛、めまい、しびれ、認知症を主として診療しています。広島県内には数少ない(2012年4月時点で14名)頭痛専門医を擁しています。お悩みの方は一度受診されてはいかがでしょうか。認知症も日本認知症学会専門医が在籍しており、呉地域の認知症地域連携パスを利用して診療しています。MRI, 脳血流シンチなどで評価を行い、診断していきます。
呉地域で急性期の神経内科疾患に常時対応できる病院は当院をふくめ2つのみです。患者数も年々増えておりますが、地域の方のお役に立てるよう努力して参ります。 |